WORKS

新築

#05 宮之阪の家「高台に建つ終の棲家」

閑静な住宅街に建つ落ち着いた和モダンスタイルのお家です。

住まい手ご家族にとっては二度目の家づくり、ご主人様からお聞きした今回の家づくりのテーマは、まさに高性能住宅でした。

以前のお住まいも、吉野杉と漆喰で建てられた“木の家”でしたが、ご主人様の定年後、終の棲家として選ばれたのが、夏涼しくて冬暖かい高断熱高気密住宅。いろいろと高断熱住宅について調べられたとお聞きしました。私たちとの出会いも、ご主人様からの『高断熱高気密住宅について教えてほしい』という、一本の電話でした。

お会いしてモデルハウスをご案内させていただき、私たちの提案する高断熱高気密な木の家にご理解を頂き、始まった家づくりでした。

淀川の南側に位置し丘陵が広がる枚方市。その淀川水系の氾濫にも備え、高台の敷地を選ばれました。高台に建つ終の棲家。それが住まい手ご家族にとっての第二の家づくりのテーマでした。さらに太陽光発電システムと、災害時用の非常電源を備えてあります。

 

1階のリビングは勾配天井で開放感があり、吉野杉の化粧梁が木の家の雰囲気を出し、吹き抜けになった階段室を通して南側からの日射が ダイニングにも降り注ぎ広くて明るい1階リビングの家になっています。

天井高さを2m25㎝とやや低い目に抑える事で、全体の階高も低くし2階への上り下りの負担を軽減しています。それでいて、奥に広がる傾斜天井による天井高さの緩急をつけ2m25㎝という天井には低さを感じさせず、むしろ奥行き感と横への広がりが開放感のある空間に仕上げています。

リビングに併設した和室の柱には、吉野桧の化粧柱を使い、そのリビングと和室の間に象徴的に立つ柱の太さは5寸(約15㎝)あり、まさに大黒柱。

住まい手ご家族にとって、二度目の家づくりだからこそできた終の棲家。これから新しい暮らしの記憶を紡いでいかれます。

 

2021年6月竣工

建物用途

一戸建ての住宅

規模

地上2階建て

延床面積135.80㎡(41.08坪)1階 77.84㎡ 2階57.96㎡

建築面積84.22㎡

構造

主体構造 木造軸組   基礎 一体打ちベタ基礎

外部仕上

屋根:ガルバリウム鋼板立平葺き

外壁:ジョリパッド大壁工法

内部仕上

床 :吉野桧  畳

壁 :オガファーザー+デュブロン 和紙 聚楽

天井:オガファーザー+デュブロン 葦ベニヤ

断熱仕様

基礎:押出ポリスチレンフォーム3種bA 立上り部100mm  スカート部60mm

屋根:HGW16K 240mm

外壁:HGW16K 120mm + HGWボード32K 45㎜

開口部:樹脂窓 YKKap APW330防火窓   玄関 スウェーデンドア

換気+空調:ロータリー型全熱交換換気システムRDKR-KS+ダイキン製アメニティエアコン4.0Kw

建物性能

耐震性能3 耐風等級2(許容応力度計算)

Q値1.00[W/㎡K]

UA値0.33[W/㎡K]

C値0.27[㎠/㎡]

暖房負荷14.5[kwh/㎡] 冷房負荷16.3[kwh/㎡]

Q1.0住宅Level-2 省エネ基準住宅に対して21.6%

安全持続性能『★★★の家』※安全持続性性能のチェックシートによる自社評価

安全設計★★  持続設計★★★

HOUSE DATE

施工エリア 枚方市宮之阪
性能ランク Q1.0住宅Level-2 省エネ基準住宅に対して21.6%
断熱性能[Q値] 1.00 [W/㎡K]
延床面積 139.53㎡ 42.20坪
断熱性能[UA値] 0.33 [W/㎡K]
気密性能[C値] 0.27 [c㎡/㎡]