PERFORMANCE RENOVATION

What’s renovation 性能向上リノベーションとは

性能向上リノベーションとは、キッチンやお風呂の入れ替え、屋根や外壁の塗装、壁紙の貼り換え等の目に見える部分のリフォーム・リノベーションではなく、建物の耐震性能や省エネ性能を上げることで、健康で快適かつ将来の大地震にも備えた安心・安全な住まいへとリノベーションすることを言います。そして、性能向上リノベーションの大きな要点は3つです。「耐震改修」「断熱改修」「耐久性向上」を設計施工し、住み続けるまたは住み継ぐことができる家に変えていきます。これまでの日本の建築は、スクラップ&ビルドを繰り返してきました。世界が向かうエコロジーな社会のためにも既存住宅の再利用はとても意義のあることですが、快適性や安全性を損った状態の家に住む危険ほど恐ろしいことはありません。性能を向上させた安心できる住まいを皆様へご提供いたします。

Need for renovation

性能向上リノベの必要性 -変わりゆく基準と現代の家-

現代の住まいの耐震と築古物件の危険性

1981年や2000年を境にした耐震性の違い

日本は数年おきに全国で大地震が発生しています。その度に、日本の建築基準法は改正されて、耐震性能は向上してきました。性能向上リノベーションで築古物件を施工する場合は、既存建物がどの年代のどういった性能を持った建物なのかを診断して、必要とされる対策と要望・予算に合わせた耐震改修を行う必要性があります。

省エネ基準の変化と電気代

高まる電気代にどう対策するかが生活の鍵に

日本の家の3分の2は夏暑く冬寒い住宅性能になっています。住宅に関する不満調査の結果上位3つの答えは、「1位:暑い(27%)」「2位:寒い(23%)」「3位:結露(15%)」といったもので、室内環境に関する不満で締められていました。家の壁の中にしっかりとした断熱・気密施工を行うことで、そもそもの家の快適性を改善するのが断熱改修です。また、快適性が高まるだけでなく冷暖房費を抑えることができるというメリットもあります。

性能向上リノベーションの大きな分類 - 建物現況とコストに合わせたリノベーション -

部分断熱改修
×
部分耐震改修

築浅物件で建物が新基準で建てられているケースや、予算や生活ゾーンのみの対策をご希望のケースにおすすめの性能向上リノベーションです。

目安費用:1,000万円前後

※物件状況や施工範囲に応じて費用は変動ございます。

耐震断熱
フルリノベーション

築40年以上の物件で旧耐震・省エネ基準なしで建築された物件でおすすめする性能向上リノベーションです。耐震診断と耐震改修、省エネ計算を実施した断熱改修を実施し、さらに耐久性も向上させるパッケージです。

目安費用:2,000~3,000万円

※物件状況や施工範囲に応じて費用は変動ございます。

耐震断熱フルリノベーション
×
庭づくり

左記の状況に合わせて、住む環境をより良くするために庭づくりを併せてご提案するパッケージです。窓から見える景色、庭を使った生活のバリエーションなど、暮らしの中の情緒性までもを大切する性能向上リノベーションです。

目安費用:フルリノベ費用 + ご希望予算

性能向上リノベーションで解決できる暮らしの悩み

地震への不安

冬に部屋の
温度差が辛い

冬に
足元が冷える

冬に
窓が結露する

冷房設定温度で困る

電気代や
灯油代が高い

トイレや
2Fが異様に暑い

洗濯・室内干しに困る

段差につまづく

見た目が
古くてストレス

カビや埃が気になる

階段が急で危ない

Earthquake performance

耐震改修 -倒れない家に変えるために必要なこと-

お住まいor受け継ぐ建物の
耐震性能を知っていますか?

耐震診断の重要性と耐震改修

既存住宅の耐震性は、チェックポイントがあり耐震診断することが可能だということをご存知でしたか?これからも長い期間住むことになる家をどのように耐震改修しておく必要があるのかを知る大事な要素です。自分の家ではどういった対策が必要になるのかを詳しく知りたい方へ向けた耐震診断・耐震改修についてのページをご用意しました。

画像提供:株式会社M’s構造設計|構造塾[使用許可をいただいている写真]

Insulation performance

断熱改修 -快適な暮らしを実現するために必要なこと-

日本の住宅性能vs世界の住宅性能

実は日本の家は世界に比べて遅れている

日本と世界の断熱性能比較で大きな違いが生まれるのは窓です。窓は家の暑い寒いを左右する大きな要因で、その性能がとにかく低いのが今の日本の家の現状です。築古物件では、窓を含めた断熱改修を行うことが重要になります。断言できるのは、断熱改修を行えば、夏の暑さや冬の寒さのストレスは無くすことができます。詳しく知りたい方へ向けた断熱改修ページをご用意しましたので是非ご覧ください。

U値…外壁や天井などの各部位の断熱性能を数的に表したもの

Durability performance

耐久性に関する改修 -構造材を守ることが住む人を守るに繋がる-

断熱性や住まいの耐久性を守るために

長寿命化の鍵となる構造を守るポイント

  • 1. 雨漏れしやすい箇所の点検と補修
  • 2. 正しい断熱気密で壁内結露を起こさない
  • 3. 屋根と壁の通気取り、構造躯体の乾燥状態を保つ
  • 4. 白蟻対策を行い構造材を劣化させない

耐震性も断熱性においても、耐久性があっての上で成り立つ性能です。というのも、計算上で耐震性があっても柱が腐ってしまっていては、耐震性がないことになってしまいます。さらに、耐震性が失われることで建物の気密性も損なわれ、それに紐付き断熱性も本来の性能を発揮することができないということに繋がっていきます。計算通りに正しい性能を実現するためには、建物の耐久性・構造材(木材)の乾燥状態を守ることが大切になるのです。だからこそ築古物件になればなるほど、しっかりとした調査と対策・施工を行う必要があります。

Flow

リノベーションの流れ -ご相談からお引き渡しまで-

Owner’s voice

お客様インタビュー -性能向上リノベーションが変える暮らし-

築40年戸建て性能向上フルリノベーション

三世代で住まう家オーナーズボイス | 東大阪市

80代の当主をはじめ、三世代で住まう家を性能向上フルリノベーションさせていただきました。(耐震改修・断熱改修・床下エアコン採用)お施主様であるI様に夏や冬の生活を体験してみて感想を伺ってみると、「今まではトイレに起きるのが億劫で我慢しながら布団の中でどうしようかななんてグズグズしていたのですが、今はそれがなくなり楽になりました。」と早速冬場のあるある話をお聞かせいただきました。

日本の家は夏暑く冬寒い割にそれを我慢している所が大いにあるかと思います。そういった我慢をしなくて良くなったことに多くの満足点があったご様子です。続けて「窓の違いを感じます。今までは結露が酷かったが、今ではそれが全くないし、窓際のスースーするのもなくなった。暖房は石油ストーブでしたが、その灯油購入の苦労もなくなりました。」さらにお孫さんも「家の玄関を開けると、あっ暖かい家なんだ」と、友達の家に行った帰りに感じることがあったそうです。

冬場でも家中寒くないし、洗濯物もよく乾く、外の音が気にならなくなったと冬場の高気密高断熱住宅だからこそのメリットを次々お話いただけることになり私たちも大変嬉しく思いました。さらに夏は、「暑くて寝苦しい夜がなくなったことや、朝から汗がダラダラの日があったがそれももうない」とのこと。続けて「以前は寝る前に寝室を冷やしてから寝たが、今は全く無用。エアコンが切れても暑くて目覚めることもありません。」とお話いただきました。ただ、除湿の管理は難しいとのことで住まい方を少しずつ工夫されているご様子でした。

メディア掲載・表彰実績 - 高性能住宅の実績とその評価 -

[一部抜粋]
『Replan 関西 vol.3』 [発行: (株)札促社 2021年4月6日] 『この家にしてよかった Vo.4』 [発行:市ヶ谷出版社 2019年11月15日]
『新住協の快適で省エネ高断熱住宅「新築編」・「リフォーム編」西日本版』 [発行:(一般社団法人新住協関西支部 2020年3月15日)]
『憧れの吉野材で建てる家2021 関西版』 [発行:吉野の木を使った家づくり推進委員会 2021年5月28日]

Staff’s voice

スタッフの想い -性能向上リノベーションに取り組むスタッフの言葉-

新築は0から、リノベーションは積み重ね

設計と大工が語る性能向上リノベーションへの想い

自社のブランドを考えた時に、しっかりと新築で高性能住宅の実績を積んで、その上で性能向上リノベーションやマンション・施設の高性能化を視野に入れて事業を展開していくこと。これが大切だと考えてきたのが当社だと社長や設計の西田は語ります。そして、その想いや現場を支える大工の浅井は「新築は0から1を生み出すからこそ誰にでもできる。けれどリノベーションは積み重ね」だと言います。

「(西田)家って思い出の部分も大切なんですよね。せっかくの家を壊して建てるよりも、当時の家を+30年住めるようにして、住み継がれていく・住み続けていくということ。その中で経済的な安心・健康的な安心を手に入れるのは新築じゃないとできないわけじゃない。」「(浅井)お客様目線を大事にしていて、理想を形にするのが職人の仕事。不便さやここがこうだったらという想いを組み入れて、今の家をベースにして、どうやったら想いを叶えつつ快適になるだろうと考えて実現させていく。

だから、0から1ではなく積み重ねだと思う。それに職人も二極化されると思うんです。新築ばかりの大工は、リノベーションは面倒臭い。わからないから。現場調査をしていく経験が深くなると、壁の中が想定できる。それだけの経験。見えなくても中の状態を想定して現況や課題を探し出せる。若い子に教えるのは、現状を見て、現状から前に進んでいく。仕上がりの逆算をするには、ここがどうなっているだろうということが大切で面倒なんです。新築は0だから誰でもできる。

資格一覧 専門的な資格を有したスタッフが対応

総合建設と高気密高断熱住宅の実績を作ってきたスタッフの技術

・一級建築士 ・二級建築士 ・福祉住環境コーディネーター
・住宅省エネルギー技術者講習修了 ・Q1.0住宅マスター会員 ・木構造マイスター準1級