WORKS

新築

#11 茨木の家「3 stories」

住まい手との出会いは、21年の春でした。

ご家族にとってはもうすぐ産まれてくる2人目のお子さまをいれて4人家族のお家づくりをさせて頂きました。

お子さまが成長をみさせていただきながら家づくりとなりました。首が座り、ハイハイをして、お引渡しの時には歩き回るようになっていました。

お子さまの成長とともに家づくりの時間を共有させていただくことになり、改めて家づくりの尊さを感じさせていただきました。

お住まいへのご要望は、高性能、高耐震、あと水害や防犯の対策でした。

特に防犯への対応として、防犯安全合わせガラスの採用が課題でした。当該建物は、準耐火建築物になるため延焼範囲に入る開口部は防火窓の設置が必要なのですが、

DAIKOstyleで標準仕様としている樹脂窓では、防火窓で防犯合わせガラスの両方を満たしている商品がなく、一部、防犯合わせガラスのラインナップのあるアルミ樹脂サッシを使ったり、後付けの防火シャッターをつけることで樹脂窓をつけたり、どうしようもないところは面格子で対応となりました。

一部面格子はデザインにもなりました。

また床下浸水エリアであることから、基礎高を標準よりも16㎝高くしたり、その分、最高高さは10mのため階高で調整したり、階高が低くなったのでダクトや配管の取り回しのが難しくなるなど、何かと難しい物件となりました。また普段の基礎断熱から、ひさびさの床下断熱。これも床下浸水への対策から。

現場の苦労はともかく、仕上がったお家は、自然素材を使いQ1.0住宅レベル3と性能的にも高いものとなりました。

引き渡しの時に、ご主人が「本当にいい家だぁ」と感慨深く仰られていたのが非常に印象的で、つくり手冥利に尽きます。

 

2022年11月竣工

建物用途

一戸建ての住宅(車庫付き)

規模

地上3階建て

延床面積161.56㎡(48.87坪)1階52.06㎡ 2階54.75㎡ 3階54.75㎡

建築面積57.78㎡

構造

主体構造 木造軸組   基礎 一体打ちベタ基礎

外部仕上

屋根:ガルバリウム鋼板立平葺き

外壁:ガルバリウム鋼板サイディング

内部仕上

床 :吉野桧 吉野杉

壁 :エッグウォール

天井:エッグウォール

断熱仕様

床下:フェノールフォーム1種2号CⅡ 90mm

屋根:HGW16K 240mm

外壁:HGW16K 120mm + HGW16K 55㎜

開口部:樹脂窓 YKKap APW330、エピソードⅡ  玄関 スウェーデンドア

換気+空調:ロータリー型全熱交換換気システムRDKR-KS+ダイキン製アメニティエアコン4.0Kw

建物性能

耐震性能3 耐風等級2(許容応力度計算)

Q値0.86[W/㎡K]

UA値0.3[W/㎡K]

C値0.26[㎠/㎡]

暖房負荷9.3[kwh/㎡] 冷房負荷17.6[kwh/㎡]

Q1.0住宅Level-3 省エネ基準住宅モデルに対して19.3%

安全持続性能『★★★の家』

安全設計★★ 持続設計★★

HOUSE DATE

施工エリア 茨木市
性能ランク Q1.0住宅Level-3 省エネ基準住宅に対して19.3%
断熱性能[Q値] 0.86 [W/㎡K]
延床面積 161.56㎡ 48.87坪
断熱性能[UA値] 0.3 [W/㎡K]
気密性能[C値] 0.26 [c㎡/㎡]