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2階リビングのメリット

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2021/02/20

こんにちは、東大阪で高断熱高気密な木の家を真面目に建てている新住協Q1.0住宅マスター会員の大幸綜合建設住宅事業部DAIKOstyle西田です。

今日もお昼は暖かかったですね。明日、明後日とさらに暖かくなりそうです。天気予報では、来週は中頃からまた気温が下がりそうですが、気温の変化が大きい時期ですから、風邪を引かないようにしないといけませんね。

今日も土曜日ということで、家づくりの打ち合わせでした。

1stプランご提案のお客様。今回も設計士のみzoomです。画面を見ながらですが、こちらの方が図面の説明がしやすく、内容の共有がしやすいです。午後は、設計士もお客様も、私も3者zoomです。夕方はお客様と私の2者リアル打ち合わせ。コロナが落ち着いてもzoomは使い続けるでしょうね。まさにニューノーマル。でもお客様や内容によっては、リアルだったりzoomだったりなので、しっかり次回はどちらかを決めておかないと、うっかりzoomだと思っていたら、リアル打ち合わせだったなんてことも起こりそうです。事前確認必須ですね。

さてさて、今打ち合わせをさせていただいているお施主様のプランは2階リビングです。2階リビングについて今日はお話ししたいと思います。

2階リビングにも色々な形があります。モデルハウスのNukata“D”salonは2階リビングです。間取りは玄関を入ってすぐに2階へ上がる階段。奥に、主寝室と洋室(子ども部屋)、2階には、LDKと水回りという、1階と2階を入れ替えた形のオーソドックスな2階リビングです。

今回ご提案の2階リビングは、1階に、主寝室とファミリークローク、物干しスペース、洗面脱衣室と、お風呂。2階に、広いLDKと子ども部屋というプランです。間取りの構成、ゾーンニングと言って部屋と部屋のつながりを考えますが、この辺りは住まい手の生活の動線に大きく関係します。

主寝室とお風呂などの水回りが同フロアにあるというのは、これはこれで使いやすいですよね。私なんかもそうですが、仕事から家に帰るとまずはお風呂です。なので着替えなど主寝室からお風呂が同フロアだと同線が短くて使い勝手がいいです。また最近はリビング内階段という考え方があります。子どもが帰宅して自分の部屋に入るのにリビングを必ず通らないといけないので、自ずと家族と顔を合わせる。知らない間に帰ってきていて部屋にいたなんてことがないように、という考え方ですが、2階と1階を入れ替えたオーソドックスなタイプの2階リビングだと、リビング内階段はできないのですが、

今回のご提案だと、2階リビングでもリビング内階段の考え方は実現できます。

2階リビングには、歳をとったときに2階に上がるのは大変、とか車椅子になったら暮らせない、というデメリットを感じられる方もおられますし、それは確かではありますが、これは階段の設計や、考え方である程度解消できる部分でもあります。

では、2階リビングのメリットをご紹介したいと思います。

2階にリビングを配置することで、日当たりを確保しやすくなります。

住宅の多い街中でせっかく南側に日車取得のために大きな窓を設けても、家の中が道路から丸見えになるからシャッターを下ろして生活をしていては、何のための大きな窓なのか本末転倒ですよね。そんな時、2階リビングであれば、道路からの視線を気にせず窓を撮ることができます。プライバシー性も確保できますね。日車取得と遮蔽が取りやすくなります。

また2階リビングは1階に比べて大空間にしやすい点が挙げられます。

それは耐震の話になりますが、1階と2階だと、1階の方が柱や壁が多くなります。これは、単純に1階の方が2階よりも加わる荷重が大きいからです。1階には2階と屋根の荷重がかかりますし、地震の揺れもダイレクトに地面から1階に伝わりますから、それに耐えるためにはやはり1階の方が、柱や壁が多くなります。

これが2階リビングだと、寝室などの居室が1階になりますので、部屋が多くなれば自然と壁や柱の量が増えます。また逆に2階には屋根の荷重だけですので、より荷重の加わる1階に比べて壁や柱が少なくて済みます。

2階の方が1階に比べて大空間が取りやすいということになります。

また1階リビングだと、基本的には天井はフラットな形状になりますが、2階リビングは屋根の形そのままに傾斜天井とすることで天井を高くすることが可能です。ですから、2階リビングは縦にも横にも広い空間がとりやすいのです。またそうなると、構造体の梁を現しで見せることも可能です。木の家の雰囲気を出すことができますし、意匠的にもいいですね。

また眺望も良いのも2階リビングならではですね。窓からの借景を得やすいのも2階リビングも大きなメリットです。

省エネ性や耐震性、大空間、プライバシー性など、階段を登らないといけないというデメリットを考えてもお釣りがくるくらい多くのメリットがあるように思います。階段は緩やかに設計し、上り降りの負担が少なくなるように配慮することは可能です。家に住む期間を考えると、当然元気に上り降りできる期間の方が長く、階段を登れなくなった後の期間というのはどのくらいあるのでしょうか?2階に寝室があれば、結局1階に寝室をつくるリフォームを考えなければならないかもしれません。であれば、2階リビングでも、逆に1階の1角にミニキッチンをとるなどのリフォームをすればいいのかもしれませんね。考え方ではありますが。

DAIKOstyleでは2階リビングの採用率は、4割強。半分まではいかないものの2階リビングの採用率は高いです。

2階リビングを強くお奨めするというわけではありませんが、もし2階リビングにしようか迷っている方、ぜひご参考にしてください。

DAIKOstyle 西田

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