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飯塚豊さんの設計物件を見学してきました

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2023/01/24

こんにちは、東大阪で高断熱高気密な木の家を真面目に建てている新住協Q1.0住宅マスター会員で木構造マイスター準1級の大幸綜合建設住宅事業部DAIKOstyle西田です。

アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊さんの設計された物件を見学してきました。今回は2現場同時の開催で、工事中の現場と竣工物件、しかも両方ともパッシブハウス。施工は、飯塚豊さんが顧問設計をされている三重の森大建地産さん。見学会後の森社長のお話では、この2物件は同時期に建て主さん自らパッシブハウス認定を望まれたとか。すごいですね。

どうして今回の見学に至ったかというと、私が今新建ハウジングが主催している工務店設計塾に参加していて、そのメイン講師が飯塚豊さんだからなんですね。

この設計塾は昨年の10月からオンラインで毎月開催されていて飯塚豊さんが提唱されている間取りから考えない設計手法を学んでいます。全6回で構成されていて残すことあと2回ですが、これまで設計の手順や、構造や断熱、形態と窓、光などについて学んできました。その設計塾は学んできたことを、実物件を見学することでさらに学びが深まりました。

完成物件の方には、飯塚さんもおられ、いつもはオンライン上でしたが、初のリアルでお目にかかりました。

窓の配置、中間領域の取り方、階高を限界まで低くし、2本の大黒柱が支える棟木、それにかかる登梁で屋根構面を構成することで、階高の低さを感じさせない空間はいつも講義で話されている断面から空間を考えるトコロテン方式。

実際にその空間構成を体感することは、設計していく上で非常に勉強になりました。

DAIKOstyleでも、この登梁での構造は過去にも2度ほど実績がありますが、今後は標準仕様に切り替えていこうかと思っています。

見学会後は会場を変えてセミナー。こちらでも飯塚さんのリアルセミナーを聞くことができました。

森大建地産さんとのコラボ物件の紹介を中心に、飯塚さんの設計思想を聞くことができたことも良かったです。

私もつねづね言っている高断熱住宅は家の中すべてがどこでも居場所になる。これを飯塚さんも仰られ、その居場所の作り方を日々工夫、実践されているとのことでした。

家の大きさよりも小さくても性能が住宅に求められ、それが当たり前になりつつあるこれからの時代。

家の中に止まり木のような居場所が求められるようになり、建築的なデザイン力が問われていくのだと感じました。

DAIKOstyle 西田

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