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構造塾のM’S構造設計さんへ行ってきました

家づくりブログスタッフブログ
2022/11/08

こんにちは、東大阪で高断熱高気密な木の家を真面目に建てている木構造マイスター準一級の大幸綜合建設住宅事業部DAIKOstyle西田です。

今日はいつも構造塾で勉強させていただいている構造の第一人者、M’s構造設計の佐藤さんの事務所にお邪魔させていただいてきました。

まずは午前中は構造計算の技術者育成コースのZOOMでの口座もリアルで受講させていただきました。ただ単に構造計算ソフトの入力ができるだけではなく構造区画など理論をちゃんと理解していなければ、力業の構造計算になってしまいます。それでは本当の意味で安心な耐震等級3の設計はできません。このコースでは基本講座では聞けない、より事務的で実践的な構造のお話が聞くことができます。

ZOOMでのLIVE講座が始まる前の佐藤さんです。YouTubeチャンネルの構造塾でもおなじみの背景です。佐藤さん、ずっと立ってYouTube 撮影やZOOMをされてたんですね。

カーテンの向こうでLIVE配信中です。

私はオープンデスクからZOOMで拝聴。普段通りのPCのイヤホンとカーテン越しにリアル佐藤さんの声が二重に聞こえてくるので不思議な感じでした。

午後からは、構造計算ソフトを実際に入力しながらの演習をさせて頂きました。

壁量計算で仕様規定の約2.7倍の壁量を取っておけば許容応力度計算での耐震等級3の目安にはなりますが、

水平構面の検討や、基礎の設計などは構造計算ソフトがないと現実的に難しいですことがよく分かりました。

入力をすすめていて分かったのですが、許容応力度計算で水平構面や基礎の設計などでNG項目が残っていたとしても仕様規定はもちろんですが、品確法の耐震等級3はクリアになっているとうこと。

やはり許容応力度計算は検討項目が多いということですね。ですから品確法の耐震等級3よりも許容応力度計算の耐震等級3の方が、より安全度が高いという事も納得ですね。

意匠設計者が構造を理解して設計するのが一番です。

設計のお話でもお伝えしましたが、家づくりの設計には手順があります。

間取りを考える前に、構造を考える。コレ大事です。

間取りありきのプランニングは、構造区画が乱れることで、間崩れをし柱の直下率を下げ、力業による耐震等級3は梁せいの大きな材料を使うことになり、経済的な設計ができずコストアップにつながるばかりか、たとえ計算上耐震等級3であってもバランスの良い構造にはなりません。

屋根や中間領域など家の形を考え、窓を考え、構造区画を考え、軸を通してから間取りを考える。これから家づくりをする人はぜひ覚えておきたいですね。

 

DAIKOstyle 西田

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