こんにちは、東大阪で高断熱高気密な木の家を真面目に建てている新住協Q1.0住宅マスター会員の大幸綜合建設住宅事業部DAIKOstyle西田です。
今日は午後から美原までプレカットの打ち合わせに行ってきました。
ウッドショックの影響のため、やはりいつもより加工される木材が少ないように感じます。それでも、現在入らないと言われている集成材の柱梁が加工されていました。在庫で回しているそうですが、それもなくなるといよいよまずい事になりそうですね。
打ち合わせの物件は来月上棟予定の#07真弓の家です。弊社は土台、柱は吉野桧を使っていて、構造計算、それも許容応力度計算なので、梁に関しては計算上大きくなることが多いので、集成材にせざるを得ない場合が多くなります。今回の物件以降、梁に関しても無垢材となっています。大きな梁は無垢の米松。小さな梁に関しては桧という具合です。プレカット工場も製材所も材料調達が大変です。弊社でも、先日、弊社の社長と泉谷木材商店さんとで吉野の木材市場へ桧の原木を2棟分押さえてきたところです。
ホワイトウッドや集成材が入らなくなったため、国産材に需要が集中しています。だからといって、急に国産材の供給キャパが増えるわけでもありません。山から木を切り出すためには、人も道も設備も整えなければなりません。日本の国土に対しての森林保有率は67%と言われていて、本来、国産材だけでも日本の住宅産業に使う分の木材は十分に自国でまかなえるんです。しかし、安い外国産材を使い続けてきた結果、日本の林業の衰退に繋がり、今回のように急に国産材の需要が増えたからと言ってすぐに、対応できるはずもなく、結果、国産材も価格が高騰しています。
今回のウッドショックはアメリカや中国の景気対策がその原因と言われています。元をただせばやはり新型コロナが原因です。それが落ち着くまでは、今の状況はしばらく続きそうです。
DAIKOstyle 西田
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