こんにちは、東大阪で高断熱高気密な木の家を真面目に建てている新住協Q1.0住宅マスター会員で木構造マイスター準1級の大幸綜合建設住宅事業部DAIKOstyle西田です。
昨日は、来月上棟予定のすまい手ご家族と、吉野の山へ行ってきました。
山見学は定期的に開催しておりまして、今回は個別でのご案内。
吉野の山へ行く前に、まずは製材所見学。
構造体は、いつもお世話になっている桜井の泉谷木材商店さん。
通常の背割れよりも材の狂いのすくない、柱にダブルスリットを採用されている唯一の製材所さん。
泉谷さんのところで、丸太から柱や梁、板材などへ製材していく過程などを学びます。
来月上棟ということもあって、実際におうちで使う杉の化粧柱を確認させていただきました。そのリビングに使う象徴的な丸柱を、用意して頂いていた4本の中からすまい手のHさんに選んでいただきました。
製材所で、木材のことを学んだあとは、吉野の川上村へ向かいます。
このあたりは樹齢280年生の大きく伸びた杉を見学。
大きいです!!
吉野は他の林産地とちがい独特な植林方法で、密植といって一般的には1ha当たり3,000本程度を植林するところを、吉野では1ha当たり8,000本から10,000本程度植林されています。
密植することにより、幼齢期に幹を太らせずに高さを伸ばすことができ、その後、弱度の間伐を繰り返すことによって年輪幅が密で均一な強い材料がつくられます。ですから、非常に長い年月をかけて育てるので、他の産地と同じ太さの木材でも年輪の数が多く、強度も強い材になっています。
お昼は山の少し広い場所で、柿の葉寿司を頂きました。この時期だけ限定の柿の葉紅葉バージョンです。
帰りには紅葉がとても美しく、藤原鎌足を祀っていることでも有名な談山神社へ寄りました。
DAIKOstyleのすまい手さんには、こうやって実際におうちで使われる木材の事を知っていただきたく山の見学会を行っています。
不定期ではありますが、年に1~2度、数家族でのバスでの見学会も開催しておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
DAIKOstyle 西田
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