こんにちは!東大阪で高断熱高耐震な木の家専門|新住協Q1.0住宅マスター会員で木構造マイスター準1級のDAIKOstyle西田です。
ご存じですか?この4月からフラット35の融資条件が変わります。
2025年度の新築住宅の省エネ義務化に先立って、2023年4月より「フラット35」の全ての新築住宅は省エネ基準への適合が必須となりました。
フラット35の省エネ基準の要件化
それに伴い、4月以降の設計検査申請分から現行では「断熱等級2相当以上」でしたが、
今後は、「断熱等性能等級4以上かつ一次エネルギー消費量等級4以上」または「建築物エネルギー消費性能基準」が求められることになります。
断熱等級については、段階を定められています。昨年2022年4月1日より、一次エネ等級6,断熱等級5が運用され、その半年後の10月1日からは、断熱等級6と7が運用されたことはまだ、記憶に新しいですね!10年以上前からQ1.0住宅をやっている私どもからすればようやく!といった感じでしたが、2025年にはすべての新築住宅・非住宅において省エネ基準適合が義務になります。それに先立ってのフラット35の要件変更です。
DAIKOstyleでは、標準仕様では断熱等級6ですので、とくに何も変わることはありませんが、世の中全体のレベルが底上げされていくのは喜ばしいことですね!
工務店選びに注意が必要!!
ですが、そうなるとどの会社でも高断熱高気密をすることに。机上の数値性能ではUA値の基準値を満たせば等級は上がっていきます。しかし、気密性能はどうでしょうか?これは現場での施工レベルが求められます。いかに丁寧に気密施工をするかによります。快適性はどうでしょうか?ただ単に断熱材の厚みを増やしてUa値だけを満たしてG3や断熱等級7の家を建てた家よりも、しっかりと日射取得、日射遮蔽のできるパッシブ設計ができたG2や断熱等級6の家の方が快適性や暖冷房負荷は少なくなります。まさに経験と技術が必要です。私どもも、新住協のメンバーも初めて高断熱気密住宅を始めたときは、必死で勉強して、自邸やモデルハウスなどで実験的に施工して、取り組んできました。
やはり施工や設計には一日の長というものが必要です。
これまでは、高断熱高気密住宅をしている工務店が少なく、探し出すのは容易でしたが、これからはどこもかしこもやり始めます。その中から、しっかりとした技術と経験と実績をもった工務店を見つけて頂かなければならなくなりますね!
ポイントは施工事例を出しているか?そこに個別に建物ごとの性能のスペックを乗せているか?そういったところを注力していただければよいかと!!
DAIKOstyle 西田
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