こんにちは、東大阪で高断熱高気密な木の家を真面目に建てている新住協Q1.0住宅マスター会員の大幸綜合建設住宅事業部DAIKOstyle西田です。
今日はシロアリのお話。
これは、先日、某保育園の改修工事で、床をめくるとシロアリが出てきた時の写真。
原因は、温水パネルの床暖の漏水でした。暗くて、ジメジメしていて、適度に暖かくて、まさにシロアリの温床でした。
この時は、工事を一時中断、シロアリの駆除をすることになりました。
このシロアリ、アリといってもアリではありません。じつは、ゴキブリの仲間。
木造住宅にとっては、シロアリ被害が、建物の耐久性を著しく低下させるため非常に注意が必要です。
DAIKOstyleでは、このシロアリ対策として、何重にも対策を施しています。
まず、基礎工事の防湿フィルムを防蟻性能をもった アリダンシートという 防湿フィルムを使っています。
これは、フクビ化学工業の商品で、防湿フィルムの中に防蟻薬の練りこまれたシートを使用しています。
この工法で、防蟻保証も10年つき、万一の場合は、修復費500万円を限度に、駆除費用が保証されています。
また、木部には、木材腐朽菌やシロアリに対する効果の高き、ホウ酸を主成分にしたモクボーペネザーブを散布しています。
主成分はホウ酸なので、安全性も高く臭いもありません。
さらに、シロアリは地中から侵入してきますが、物理的な侵入口を作らないため、コンクリート基礎をベース立ち上がりを一体化施工しています。
一般的な木造住宅のコンクリートベタ基礎は、ベースと立ち上がり部分を2度施工のため、打継部分が生じます。
その打継部分の小さな隙間からのシロアリが侵入リスクがあるため、ベース立ち上がりを一体化施工をしています。
さらに、作業効率から、基礎の底盤部分に、雨天によるたまった水を排出する水抜き穴を設けることが多いですが、DAIKOstyleでは、
この水抜き穴も設けません。たまった水は手間ですが、ポンプなどを使い排水しています。
他にも、設備配管も、基礎の底盤部分には貫通させず、立ち上がり部分に設けています。地上に貫通部分を設けることで、
明るいところの嫌いなシロアリの侵入を防ぎます。
極めつけは、土台や大引きに使用する木材を、吉野桧の赤身にしています。赤身とは、木材の芯に近い部分で、非常に耐久性の高い部分です。
このように、DAIKOstyleでは、木造住宅の天敵ともいえるシロアリ対策を何重にも施しています。
シロアリは、適度な温度と湿気があると発生リスクが高くなります。雨漏りも要注意です。
シロアリの被害を受けて耐久性の落ちた柱や土台では、いくら耐震等級3の建物であっても、その耐震性は担保できません。
耐久性が大事です。
DAIKOstyle 西田
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