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DIYでウッドデッキを自作しました。~前編~

お庭のお話全て
2023/04/28

こんにちは!大阪・奈良で高断熱高耐震な木の家専門|新住協Q1.0住宅マスター会員で木構造マイスター準1級のDAIKOstyle西田です。

DIYでウッドデッキを自作しましたので、その制作過程をお伝えします!

自宅の竣工時の写真です。施工事例はコチラから!

1階リビングのテラス戸から出入りできるようにウッドデッキを作ろうと思っていたのですが、なかなか出来ずに竣工から2年と4か月経ってしまいました。

紺屋の白袴といいましょうか、なかなか自分のことは後回し。

 

ウッドデッキ制作の経緯

今回、ようやく重い腰を上げてウッドデッキを作った理由は2つ。

自邸の鉄骨梁持出バルコニー。躯体の胴差に鉄骨の梁をぬい付けて設置しています。しっかりと施工してはいるものの、固定荷重を抑えるために梁を910ピッチではなく1820ピッチと本数を減らしているのですが、そのためなのか、そもそも片持ち梁だからなのか、若干のたわみが気になっていました。たわみといっても、私以外の家族は全然気にならない程度ですが、やはり私の場合、職業柄か床の不陸やたわみに過敏に反応してしまうようです。

特に最近は、日曜日には末っ子の長男と、このバルコニーにアウトドア用のチェアを置いて、景色を楽しみながら朝食なんかをとるようになり、バルコニーの利用頻度も増えてきたところでしたので、安心感があるだろうなということで、片持ち梁を柱で支えることにしました。

それと最近、飯塚豊さんの設計塾を受講するようになって、中間領域や庭とのつながりを深く考えるようになり、それらがあることで豊かになる暮らしを、これから家づくりを考える人に自分の経験を踏まえて伝えるべく、まずは自分からということで、どうせなら気になっていた片持ち梁を受ける柱と、それを使いウッドデッキも作っちゃおうということになりました。

 

ウッドデッキ作成工程は2日間で考えています。

1日目。午前中に材料を購入、その他にも材料を調達、午後からは基礎工事。束石を固定したモルタルが固まったら、柱を建てて、大引き、デッキ材という順です。

柱やデッキ材には屋久島地杉を使いました!

材料には、耐久性のある屋久島地杉を選びました。屋久島地杉は、文字通り屋久島の杉なのですが、屋久島は1年中雨が降るという特殊な環境で、そこで育った屋久島地杉は、「高い油分」「独自の含有成分バランス」に起因する「高い耐久性」「高い耐候性」「強度」をもっていて、DAIKOstyleでも、外壁やウッドデッキ材などによく使わせていただいております。

DAIKOstyleで、メインとして使う吉野材とも迷いましたが、自邸ではすでに、構造材や内装材に吉野杉や吉野桧を使っていいるので、吉野材と屋久島地杉と両方見られるように、またその耐久性を知るためにも、屋久島地杉を使う事にしました。

まずは、材料調達。

屋久島地杉はチャネルオリジナルが扱っている材料です。大東市にあるチャネルオリジナルの物流倉庫まで取りに行ってきました。ここで、事前に数量を拾い出していた、デッキ材と、柱、大引きを購入。合わせて、色味や反りの有無などを検品。

耐久性の高い屋久島地杉ですが、芯に近い部分の赤身材を選ぼうと思っていましたが、特に検品するまでもなくどれも赤身の材ばかりでした。屋久島杉は赤身の節有材になります。

 

基礎工事

基礎といってもブロックの束石。デッキ材をうける大引きや柱をうける束を支えるための束石を、位置を出して、水平を出しながらモルタルで固定。910ピッチで束石を配置しています。それぞれの高さはある程度です。お仕事ならば、ここからきっちりレベルを出すところですが、DIYですので、細かい部分は割愛。大引きを支える束は鋼製束という高さを調整できるものを使いますのでレベルは鋼製束で合わせます。

あとは、モルタルが固まらないと次の工程に進められないので、1日目はここまで。

 

次回に続きます!!

 

DAIKOstyle 西田

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