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工務店とハウスメーカーの違いとその家づくり|2023年最新

家づくりブログ全て
2023/07/29

こんにちは!東大阪を中心とした大阪・奈良で高断熱高耐震の木の家専門店として注文住宅を建てるDAIKOstyle西田です。

 

家づくりは人生の大切な決断です。高断熱高耐震住宅を建築するDAIKOstyleの専門知識で、お客様の家づくりをサポートいたします。

家づくりのポイントやメリットをしっかりと押さえて、安心して新しい暮らしづくりをして頂ければと思います。

 

家づくりは人生の大切な決断です

ほとんどの人にとって家づくりは一生に一度の重要な決断。どんな理想の暮らしを思い描いていますか?快適な空間、心地よい環境、家族が笑顔で過ごす時間…。

 

工務店とハウスメーカーの違いを理解しよう

家づくりの選択肢には、工務店とハウスメーカーがありますが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか?

工務店は職人の手仕事による丁寧な家づくりが特長であり、ハウスメーカーは工場での大量生産による品質の安定があります。料理店に例えるならば、工務店は、街の料理店。地域の特産品や季節の物を使い、お客さんの好みにあった味付けで料理を提供することができます。かわってハウスメーカーは、全国チェーン店のファミレス。全国、どこで食べても同じ価格、同じ味です。

それぞれ一長一短がありますが、両者の違いを知ることで、あなたに合った家づくりのスタイルが見えてくるはずです。

 

ハウスメーカーの家づくりの特徴とメリット、デメリット

ハウスメーカーは、全国チェーン店のファミレスに例えました。それも超高級なファミレス。

大手ハウスメーカーはプレハブ工法を採用しております。プレハブは、プレファブリケーション=prefabrication(pre=前に、先に fabrication=製造、組み立てる)という意味で、つまり建物の一部やをあらかじめ工場でつくります。メーカーによって工場でつくる割合の違いはありますが、建築の8割を工場生産するメーカーもあります。

メリットは、工場生産による品質の安定です。全国展開している大手ハウスメーカーは、中には年間1万戸を供給する会社もあります。それだけの数の住宅を一定の品質を保つには徹底したマニュアルや品質管理が求められ、建物の大部分を工場生産するプレハブ工法でなければ実現できません。

つまり高い平均点を出すには、適した工法と言えます。

これが、ハウスメーカーの特徴とメリットです。

 

もう一つのメリットと言えば、大手ゆえのブランド力

会社の規模から、大手ハウスメーカーは倒産はないというイメージがありますよね。しかし、いくら大手でもこんな時代だから何があるか分からない、なんて話もありますが、実際はやはり大手ハウスメーカーの経済界での存在感は大きく、大手ハウスメーカーの倒産による経済的な損失は大きいため、よほどのことがない限り国に大手ハウスメーカーは守られています。

建てた会社が倒産してしまっては、困りますよね。その点、大手ハウスメーカーは安心感があります。

 

ハウスメーカーの歴史と変遷

ハウスメーカーの歴史は戦後の住宅不足と復興、高度成長期と歴史的な背景があります。戦後復興の時代は、質よりも量。戦後、焼け野原となった日本の住宅不足を解消すべく、そして復興のため、大量の住宅供給が求められました。工場で効率よく大量に生産するプレハブはまさに戦後復興にうってつけの工法でした。

やがて住宅供給がひととおり進むと、量よりも質が求められる時代となります。その品質管理の面においても、天気や現場の職人の技量に左右される一般的な在来工法などの現場での家づくりよりも、工場生産の方が、品質も管理もしやすく、その安定に適した工法といえます。

そして高度経済成長期です。復興の使命を果たしたハウスメーカーはその後も大きく発展していきます。資本主義社会の常です。企業は売り上げを上げるために存在します。会社が大きくなり、人が増えます。人が増えるとさらなる売り上げが必要となります。企業規模が大きくなるとブランド力が求められます。全国に住宅展示場を建て、大量の営業マンを雇い、テレビコマーシャルをバンバン出す。ブランドイメージと業績を維持するために多額の宣伝経費をかけます。また他社との差別化が進み、ハウスメーカー独自の工法の開発が進みます。

 

ハウスメーカーのデメリット

ハウスメーカーのメリットでもあり、魅力でもあるブランド力。独自の○○工法。言葉巧みに伝えられるまるでポエムのような耳障りのいい○○工法、○○システム。非常に、魅力的に感じます。実に日本人の心理をとらえています。

しかしこれは反面、大きなデメリットでもあります。まず前述したように、大手ハウスメーカーはその企業規模やブランド力を維持するために、多額の経費が必要です。当然ですが、それは建築費用に転嫁されます。同じ大きさ、性能、仕上げの建物をハウスメーカーと地域工務店が建てた場合、絶対にハウスメーカーの方が高いです。その金額差がブランド代ですね。また裏事情になりますが、ハウスメーカーは営業会社。その下に施工会社がいます。施工会社には、下請け、孫請け、ひ孫請けが存在ます。それぞれの間にはマージンも発生します。もちろん商売とは、仕入れに利益を乗せて売るものですから、悪いことでも何でもありません。当然のことです。

間に入る会社が多いほど、顧客の支払う金額は増えますね。

これがひとつ目のデメリット。価格です。

 

もう一つの大きなデメリット

それがハウスメーカー独自の○○工法。ハウスメーカーは、型式適合認定というものを採用しています。建築をするには確認申請が必要で、建築基準法を守った設計かどうかを検査機関が審査します。型式適合認定制度とは、建築材料や主要構造部、建築設備などについて包括的に「建築基準法に基づく関係法規などに適合する」という認定を受ける制度のことなのですが、個々の建物の建築確認申請時の書類作成や審査を簡略化できるというメリットがあります。

はたして、これはメリットでしょうか?これは企業側にとってはメリットかもしれませんが、顧客にとっては、自分の家の設計での審査を簡略されるという事です。

鉄骨系ハウスメーカーの場合ですが、本来鉄骨造の建物は2階建て以上の建物を設計する場合は、建築基準法において「許容応力度計算」が必要とされております。
しかしながら、耐震性を担保できる唯一の方法である「許容応力度計算」を省略できるのが「型式適合認定制度」なのです。

多くの鉄骨系ハウスメーカーが型式適合認定制度を取得しているのはこの為です。

 

戦後の復興で、早く、大量に、が求めらた時代。申請ごとも簡略するために生まれた「型式適合認定制度」が、戦後復興の終わった今もなお歪んだ形でハウスメーカーにとってのメリットとして存在します。この辺りも経済界でも影響の大きい、大手ハウスメーカーのご都合主義による、つまり国に守られているという所以です。

形や条件の違う家を一棟ごとに構造計算をして安全の担保をしないで済む、型式適合認定による○○工法。本当に安心ですか?

 

そしてさらに、デメリット。

型式適合認定をもった建物を建てるということは、そのハウスメーカーと一生付き合わなければならないという事。

ハウスメーカーごとに許可をとった型式適合認定の工法、しかもその認定内容は公開されていませんから、後々の構造変更を伴うリフォームやリノベーションの時も、そのメーカーでなければ対応できません。当然、その工事費用も、他社と比較することもできず、建てたハウスメーカーの言い値で工事するほかありません。

中には、通常200万円ほどの浴室改修工事がハウスメーカーだと400万円もしたなんて話もあります。

 

『建てた後も一生のお付き合い』

私たちもよく言いますが、型式適合認定を採用している大手ハウスメーカーの場合、意味が違ってきます。一生、そのハウスメーカーに顧客として縛られるということになります。

 

60年保証も勘違い

同じような話で、よくある60年間長期保証なんてものも大手ハウスメーカーはされています。

一見すると、60年間も保証してくれて有難い!と思いがちですが、

これも、外壁の塗装、屋根の補修、シーリングの交換などその時期ごとの点検を受けて、有償で補修、交換をすることで、保証が延長されるというもの。無料ではありません。安いからといって他のリフォーム会社等で、改修すればその途端、その部位の保証がきれ、雨漏れなど何かあっと場合も一切対応してくれません。

『他所さんでしたからじゃないですか~?』というようなものです。

特に、先ほどの型式適合認定のこともあり、このあたりは注意が必要です。

 

営業マンは営業のプロ

ハウスメーカーでは住宅展示場に行くと、営業マンが接客、案内をしてくれます。基本的に、初回接客を担当した営業マンがその顧客の担当になります。

基本的に、この時にどんな営業マンにあたるかで、あなたの家づくりが決まるといってもの過言ではありません。

営業マンは、契約をするのが仕事です。家を建てるのは仕事ではありません。大手住宅ハウスメーカーでは、営業マン育成の研修を定期的に行います。素晴らしいことだと思います。

しかし、その研修内容とは、営業トークについてだったり、住宅ローンやファイナンシャルプランなど、お金の事だったり、各種キャンペーンの内容だったりと、営業手法についてのものばかり。建築についてのことは一切皆無です。

かくいう私も、ハウスメーカーの営業出身です。耐震、断熱、間取り、設計、庭、安全性など、建築の内容の話は一切ありませんでした。

教えられるのは、自社の商品についてのみ。盲目的に営業マンは自社の商品が世界で一番だと徹底的に刷り込まれていきます。客観的に、他社や地域工務店の家づくりを学びの場もありません。

ハウスメーカーの中には営業マンが間取りのプランニングをする会社が多いです。

これは型式適合認定を採用しているため、構造のこと知らなくても、会社の設計ルールにだけ則っていればできるからです。建築の事を知らない営業マンが設計する住宅って。。。

新人営業マンにあたった顧客はまだラッキーかもしれません。新人は経験不足から先輩上司や経験豊富なその展示場の中でも優秀な人がサポートにつく場合があります。しかし中堅になるとそうはいきません。営業マンの世界は実力主義。給与も歩合制。基本的には一匹狼です。

いい家を建てたいと夢見て、ハウスメーカーの住宅展示場に赴く。そこで、初めにであった営業マンであなたの家のできが決まってしまいます。

 

地域工務店の特徴とメリット、デメリット

地域工務店の特徴は、全国どこでも同じ価格、同じ味のファミレスとちがって、地域の特産品を使い、その日の仕入れた食材を使い、顧客の好みの味付けができる町の料理店。細かいところに手が届きます。しかし、もちろん店主の腕の違いがでます。

ピンからキリまであるのが地域工務店です。ハウスメーカーに引けを取らないどころか、その追従を許さないほどの高性能、高品質の住宅を供給する会社もあれば、耐震性能や断熱性能などに頓着せず、建築基準ギリギリの性能をたてる、むしろ仕様規定の壁量計算すらしない工務店も実在します。

値段も設定も、会社の規模によってバラバラ。性能も、品質もバラバラ。まさにピンキリなのが地域工務店。

また大手ハウスメーカーにくらべ、企業規模の小さい工務店の倒産リスク。ですから、瑕疵担保責任の加入が義務付けられ、万一瑕疵があった際、建築会社が倒産していた場合も、建築主は保険金の請求を保険会社にできるようになっています。

工法はほとんどの地域工務店が木造軸組み工法です。型式適合認定と違い広く普及しオープンな工法ですから、たとえ建てた工務店でなくとも、リフォームやリノベーションが可能です。万一、当てた会社が倒産してしまったとしても、その家を改修することは可能です。

また構造についても、基本的に建築基準法で仕様規定というものが定められており、最低でも壁量計算、配置バランス、N値計算が義務となっています。

ただし現状一般的な大きさの2階建て木造住宅までは計算書の提出の義務はないので、これを計算をしなくていいと勘違いしているキリな工務店もあるので要注意ですが、一方で、そういった住宅でも全棟許容応力度計算を実施して一戸一戸の安全性を担保しているピンな工務店も数多く存在します。

 

やはりピンな工務店がいいです

できればキリよりもピンの工務店にお願いしたいところですね。

地域工務店は、大手ハウスメーカーに比べ、情報発信力、つまりブランド力が弱いです。当然、その分経費は少ないですから、建築コストも大手に比べ低くなります。

しかし大手と違い企業規模が小さい分、さまざまなしがらみも少なく、時代のニーズにこたえやすく、良いものはすぐに取り入れられるというフットワークの軽さがあります。

建築主側にとっては、このピンの工務店と出会えられか、どうか。つまり工務店探しというところが、家づくりのきも。建築主が一番頑張らないといけないところという事になります。

 

DAIKOstyleの家づくり

ちなみにDAIKOstyleではピンな工務店でありたいと思っています。耐震性、断熱性、安全性、持続性、デザイン。さまざまな高性能住宅の専門知識を日々学び続けています。年間に建築できる棟数はハウスメーカーと比べるまでもなく少ないものの、その分、営業から設計、現場管理、引渡後のアフター点検まで西田が一貫して行います。施工も同じ大工や職人が熟練の高い技術力と経験豊富なプロの手による丁寧な施工で、快適で安全な住まいを実現します。

つまり大手ハウスメーカーと違い、大量生産はできませんが、品質の部分では、高品質の安定を担保しています。

街の料理店のようにお客様のニーズに合わせた最適なプランを提供し、安心して家づくりを進めるためのサポートする。

そんなピンな工務店であり続けたいと思っています。

 

自分に合った住宅会社を選べばいい

地域工務店とハウスメーカーのそれぞれのメリット、デメリットを知っていただき、自分にあった家づくりをする住宅会社を選んでいただければと思います。

ぜひ、お気軽にご相談ください。個別相談も随時受け付けております。

個別相談会

DAIKOstyle 西田

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