こんにちは、東大阪で高断熱高気密な木の家を真面目に建てている新住協Q1.0住宅マスター会員の大幸綜合建設住宅事業部DAIKOstyle西田です。
今日は山手町の家の付加断熱が入りました。
付加断熱?って感じですよね。イメージ的には外断熱ですが、従来の柱間の壁の中に入れる充填断熱工法にさらに壁を外側に付加して断熱材をいれます。
私たちはよく壁を分厚くすることを「ふかす」といいますが、そもそもこの「ふかす」という言葉、一般の人にはなじみのない言葉のようです。社内の女性陣に壁をふかすといっても通じませんでした。蒸かす?蒸すんでか?って感じ。最近まで知りませんでした。当たり前のように使っていた言葉が、まさか建築用語だったとは。少しショックでした。
余談が過ぎましたが、ようは壁のさらに外側に断熱材を入れて分厚くする=ふかす=付加する ので、
付加断熱(ふかだんねつ)といいます。
この付加断熱工法、ここまでしなくてもいいんじゃないの!?と聞こえてきそうですが、弊社では最も熱損失の多い窓には断熱性の高い樹脂窓を採用しているのですが、温熱計算をすると樹脂窓を採用すると外壁の熱損失の割合が大きくなります。バランスが大事、だいたい外皮で一番面積の多いのは壁です。窓という大きな穴を塞いだ後は、もっとも外皮の多い壁をさらに断熱化することでバランスをとります。ここがQ1.0住宅かの瀬戸際だったりします。将来のさらなる温暖化やリモートワークの普及など生活スタイルの変化に応じて光熱費の増加などを考えれば、20年30年、それ以上の長期的に考えると、30年後にも通用する省エネ性能は資産価値的にも大切な考え方。決してやりすぎではないのが付加断熱です。
基本的なお話。断熱をすることで、冷房や暖房のエネルギーの省エネ化が図れます。電気やガスなどのエネルギーを削減することはCO2発生を削減することで、CO2をはじめ温室効果ガスを削減することは、温暖化対策。これは人類共通の命題です。未来の子供たちに問題を押し付けないためにも、今を生きる私たちにできることをしていかなければならないですね。
DAIKOstyle 西田
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