こんにちは、東大阪で高断熱高気密な木の家を真面目に建てている新住協Q1.0住宅マスター会員の大幸綜合建設住宅事業部DAIKOstyle西田です。
定期的に開催している山見学のレポートです。
最近はコロナ禍の影響もあり、ご家族ごとに個別でのご案内となっている吉野 山見学ツアーです。
今回は、一組のご家族と、若手大工さん2人をDAIKOstyleスタッフで行ってきました。ツアーガイドは、DAIKOstyleで床材や構造体をお願いしている泉谷木材商店さん。さらに、今回は超レアケースで急きょ現役の山守さんの案内付きといったスペシャルな山見学ツアーとなりました。
奈良県吉野郡川上村-----
日本で最も古い人口植林の歴史を持つ奈良県の吉野地方。その歴史は今から500年程前、室町時代まで遡ります。豊臣秀吉が吉野地方を領有し、大坂城や伏見城などにも吉野の木材が使われています。川上村の森林率は95%、まさに林業の土地です。
今回は、その日本最古の林業の村、川上村で今でも現役で山守(山を地主にかわり、植林、伐採など山の木々を管理する仕事)をされている玉井さんに山を案内していただきました。
これはヒノキの切り株。その年輪から、山の成り立ちを読み取ることができるそうです。年輪には、冬目、夏目といって、冬に育った部分は固く、色も濃く、夏は日が当たり成長が早い分、柔らかく白いのですが、その年輪の冬目と夏目の間隔でその年代の周りの木々の状況がわかるそうです。つまり、冬目がより詰まっていれば、間伐前、間隔が空いていれば、光がよりあたったということで、それは間伐をしたからということ、間伐後など。すごいですね~。
山の木々を集積する広いスペースで食べるお弁当は格別においしいです。このスペースも山守さんが一人で切り開いたそうです。
山守さんから、いろいろなお話を聞かせていただきました。めったいにない貴重な体験です。
樹齢200年越えの大きな木の前で、ご家族の記念写真。こういった写真はお家が完成したあと家づくりのアルバムとして最後のプレゼントしています。
山見学のあとは、製材工場にいきます。こちらは、丸岡木材店さん。主に、床や羽目板などの加工をされており、最近では階段材などいろいろなものを加工されています。
最後に、泉谷木材商店さんの製材工場へ。こちらでは、床以外にも、柱や梁などの構造体、丸太から皮むきから様々な加工をされています。
この吉野 山の見学ツアーでは、家に使われている木が、どうやって山で育まれ、柱や梁などの構造体から、床や羽目板などの内装材など様々に加工されていき、それが大工さんの手によって家として建てられていくのか、その過程を知っていただくことができます。
ご興味のある方はぜひ、お気軽にお問合せください。
DAIKOstyle 西田
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