こんにちは!大阪・奈良で高断熱高耐震な木の家専門|新住協Q1.0住宅マスター会員で木構造マイスター準1級のDAIKOstyle西田です。
GW(ゴールデンウィーク)の前、東京出張に行ってきました。
というのも、昨年の10月より参加していた新建ハウジング主催の飯塚豊さんの工務店設計塾の卒業イベントがあり、東京まで行ってきました。
卒業イベントでは、事前に提出していた設計課題の講評会。そのあとは懇親会。
2日目は、吉村順三さん設計の住宅の見学会。今回のブログは、そのレビューです。
まずは自由学園明日館を見学
卒業イベントの会場は、西池袋にある重要文化材 自由学園明日館。
1921年(大正10年)に、近代建築の三大巨匠の一人フランク・ロイド・ライトにより設計された建物です。国内に現存するライトの建物は、
この自由学園明日館を含め4つあります。有名なのが、明治村に一部が移築されている 帝国ホテルですね。あと、この自由学園明日館と同様、東京にある
林愛作邸(電通八星苑)があります。最後に関西では山邑邸(ヨドコウ迎賓館)。こちらは関西、それも兵庫県の芦屋市ということで学生時代(もう20年くらい前です)に見学に行きました。
というわけで、今回はイベント会場が自由学園明日館ということで、イベントの開始時間まで約、1時間ほどじっくりと見学。ライトの世界を堪能してきました。
この明日館は、羽仁もと子、吉一夫妻により日本初の女学校として創立されました。夫妻の教育理念に深く共感したライトは、当時帝国ホテルの厳しい仕事の最中、自由学園の設計を引き受けたそうです。
太平洋戦争末期の空襲で池袋はほぼ焼け野原になったのにも関わらず、奇跡的に明日館は残こりました。当時の住民たちの懸命な消火活動があったからとのこと。
その後、老朽化により一時は取り壊しの話もあったそうですが、1997年5月に重要文化財指を受け、1999年から2001年にかけて保存修理工事が行われました。
アプローチや館内の廊下には大谷石が使われていたり、
メイン玄関の軒の低さ、そこを抜けて広がるホール。
100年も前の建築で途中修繕工事をされたとはいえ、当時の雰囲気をしっかりと残し、空間の取り方、建具の納め方、取り合い、高さの抑え方、素材の使い方がすばらしく、非常に感動しました。
一通り見終わった後は、イベント開始時間までのい間ホールの椅子に座りながら、空間の心地よさに浸らせていただきました。
イベントは、小教室で行われました。こちらは、2日目に見学予定の吉村順三さん設計の建物の敷地が設計課題。課題発表を好評です。
いつもはZOOMでの好評でしたので、リアルの講評はなかなか新鮮で緊張しますね。
懇親会は、3次会まで参加。講師の飯塚さんや丸山さんともたくさんお話させていただきました。
またこれまではZOOMでしかお話したことのなかった他の受講者の方々ともいろいろとお話や意見交換ができ、非常によい刺激を受けさせていただきました。
というわけで、一日目のレビューはここまで。2日目の事は次回のブログで書きたいと思います。
DAIKOstyle 西田
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