こんにちは!東大阪を中心とした大阪・奈良で高断熱高耐震の木の家専門店として注文住宅を建てるDAIKOstyle西田です
会社によって設計の考え方は様々
会社もそれぞれ、住まい手もそれぞれの家づくりに対しての考え方があるので、いいとか悪いとかの話ではないですし、年間100棟する会社さんは、効率の良さが求められるのかもしれませんが、DAIKOstyleでは年間5~6棟注文住宅で1組1組住まい手と向き合い家づくりを進めていきます。これは今の私が手と目の届く範囲の件数。
年5~6棟だと少ない思われるかもしれませんが、意匠設計者として構造や省エネを理解してプランニングすることは非常に大切だと思っており、そのためにも1組1組にしっかりと時間をかけて家づくりをしたいと考えています。
DAIKOstyleでは西田が構造計算をしながらプランニングします
私は基本設計の段階から許容応力度計算で耐震等級3であることを確認しながらプランニングをしています。
これが意匠設計と構造計算が別の設計士が行う場合、とく構造計算は外注というケースが非常に多いのですが、たいていは構造計算費用が発生するため、構造計算はプラン確定後や契約後だったりします。
そうなると構造を熟知していない意匠設計者による間取りでは、あとから壁や柱が追加されたり、間取りが一部変更となったり、そうならなくても柱の直下率が悪ければ梁せいが大きくなり力業の構造計算となり、構造材の費用がかさんでしまうことなどが度々あります。
それが意匠設計者が構造計算をしながらプランニングしていれば、そうなることはありません。また窓の位置を変えたい、大きくしたい、増やしたいなどの住まい手のご要望にもレスポンスよく対応できます。外注だと、変更に伴い費用発生や時間がかかってしまいます。
またDAIKOstyleでは第1種換気をつかうのですが、このダクトの取り回しも考えながら架構をしていきます。ダクト配管のことを考えていなければいざ工事が始まると、梁が大きすぎてダクトが通らないなんてことになってしまいます。
住宅設計者の責任
以前は私も構造計算は外注をしていました。やはり前述したようにレスポンスが悪く即座に答えが出せないことに問題を感じていました。
省エネ計算の方は割と簡単で昔から自分でしていたのですが、耐震についてもやはり耐震等級3を謳うからには、構造計算も自分でしなくてはいけないと思い、今は許容応力度計算を自分で行うようになりました。
いざ自分で許容応力度計算をすればするほど、今まで以上に家づくりのことが分かるようになりました。無理のない家づくりのためにも意匠設計者が構造を考えることが一番理に適っていると思っています。
意匠設計者が構造を考えるということが、真に住まい手の安全性も考えたうえで設計ができるということです。
耐震性、省エネ性、快適性、安全性、どれがかけてもよい家づくりとなりません。
それゆえに、住まいのベースを考える意匠設計者の責任は重いものだと思います。特に耐震性能は住まいの性能すべての根幹になる性能です。
耐震等級3にこだわられる人は、意匠設計者が構造計算をしているかどうかも、家づくりのパートナー選びのチェック項目の一つに加えて頂ければと思います。
DAIKOstyle 西田
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