こんにちは!東大阪を中心とした大阪・奈良で高断熱高耐震の木の家専門店として注文住宅を建てるDAIKOstyle西田です。
東京ビッグサイトで開催されたジャパンホームショー&ビルディングショー、その中で開催された第8回日本エコハウス大賞シンポジウムに参加、そしてその表彰式に出席させていただきました。
まずは、審査員の先生方によるパネルディスカッション。お題は、2025年、エコハウスを再定義すると言うものです。
エコハウス大賞も第8回をむかえ、審査員の先生がたも仰られていますが、エコハウスのレベルは年々高くなってきていて審査も難しいという事。エコハウス大賞参加物件のクオリティのインフレが進む中で今回の集合住宅・小規模住宅部門の新設となったようです。住宅の高性能化だけでなく、非住宅の高性能化を図ることでよりエコハウスを普及を目指すという狙いのようです。シンポジウムで語られたのが、この集合住宅・小規模住宅部門についてでした。ノミネートから漏れた物件の紹介もあり、そこから主催様側のこの新部門への期待がうかがい知れました。前先生は、エコハウスと分けてエコビルディング大賞とすべきだなんておっしゃっていますが、でもやはりこの業界での認知度を上げるためにまずは、こうやってすでに認知されてきたエコハウス大賞の中で非住宅部門をつくってから、もっとメディア露出させる必要があると思います。エコビルディング賞はその先のステップなんでしょうね。
これからのエコハウスというテーマにおいて、今回新築部門で優秀賞となった、弊社とサンハウスさんの物件で共通していることが庭とのつながりでした。
建築コストが高騰し続ける中、庭つくりや庭木を植えることもハードルが高くなる中、ある意味、お施主様を説得してでも庭をしっかりやりましょうというような話になり、司会進行のエクスナレッジの木藤編集長から、コメントと振られました。
今回の物件においては、説得も何も、土地探しの段階からお庭をやりたいというお施主様と、こちらも家と庭をセットで設計したいという思いが合致した結果でした。あとは、窓からの景色や、中間領域である縁側がリビングと庭をつなぎ、庭が地域社会とつながるというようなことを考えていたというお話をさせていただきました。
シンポジウムも終わり、いよいよ表彰式です。
まずは協賛企業賞からの発表でした。
LIXILさんからTOSTEM GREEN WINDOW賞を頂戴しました。
この賞では、前回のブログでもお伝えしたように、伊礼智さんとの対談動画のお話を頂いたりと、建築知識ビルダーズの59号でTW採用のコメントを掲載して頂いたりととてもお世話になりました。
そして、
そして、新築部門の優秀賞の表彰状の授与です。プレゼンターはなんと審査委員長の伊礼智先生。設計審査後のコメントも伊礼さんに頂いたりと、対談動画などこれはすごく嬉しいことでした。
表彰式の後は、集合写真ということで、その準備の合間に、伊礼さんとの対談動画のショートムービーが流れました。
記念写真です。
懇親会では伊礼さんとお話させていただきました。お酒の勢いで、毎週月曜日に新住協関西の有志メンバーでやっているYouTubeトークライブに伊礼さんに出演頂くお約束をさせて頂きました。他にも写真はありませんが、審査員の中でも普段お会いできない三澤先生や前先生ともお話をさせて頂くことができました。
今回の日本エコハウス大賞は、多くの人のご縁があっての結果。そして今回、また新しいご縁も頂きました。
特に毎週月曜日のYouTubeトークライブは今年で3周年となりました。始めた当初は展開図や電気配線などはしていたもののまだ設計業務はしておらず、営業と現場監督がメインでした。しかしトークライブに参加している他のメンバーさんたちの話を聞くことが、本当に勉強になり、良い刺激となりました。
日本エコハウス大賞 優秀賞を経てこれまでの振り返り
気づけば社会にでて働くようになって19年。来年で20年です。自分は父親が大工ということもあり住宅づくりという仕事に拘ってきました。漠然としたものでしたが住宅設計をしたいという思いがありました。新卒では某鉄骨ユニット系ハウスメーカーに就職、営業職でプランニングができると聞き安易に職を決めるも、考えが甘く2年弱で転職。次に選んだのは設計事務所。しかし、これも確認申請書の作成で事務所と役所を往復するだけの日々で思っていたのと違い1年弱で工務店へ転職を決めました。この頃に結婚もしました。
現場監督の仕事は自分の性に合っていて、多くの事を学ぶ事ができました。
しかしその会社はM&Aされた直後で不安定な経営状況。ある程度責任も与えられるようになりましたが、親会社の方針に納得がいかず二十代最後の年に小さな工務店へ転職。この頃に、省エネや、耐震性、木の家を知り、自分のやりたい事、つまりエコハウスに出会う事ができました。それが30歳の年の事です。
その頃、人生初設計として、妻の実家をエコハウスで設計施工をする機会に恵まれました。しかし雇われ社長として色々と頑張ったつもりでしたが努力が足りず、事実上倒産状態に陥りました。
どん底の中、縁あって35歳の時に地元建設会社でもあり新住協での勉強会でも顔なじみだった大幸綜合建設で働くことになりました。
絶望し遠回りもしましたが、やりたい事をさせてくれた今の会社のおかげで、住宅事業部を立ち上げ、DAIKOstyleというブランドもでき、一度は諦めた自分の家を設計して建てるという夢も38歳で叶いました。
住宅事業部当初は営業兼施工という立場で住まい手の家づくりに携わってきましたが、40歳の年、DAIKOstyleの12棟目となった、「縁側のある庭とつながる家」からは設計もする事となりました。(せざるをえない状況でした)
妻の実家、自邸につづき3棟目の設計となり、身内以外の人さまのお家としては初設計の物件でした。
そして42歳の今年。この家が運良く日本エコハウス大賞の受賞となりました。グランプリというわけではありませんが、自分の中ではこの日本エコハウス大賞は、憧れ続けてきた賞でもあり登龍門。これでようやく周りのすごい諸先輩方のいるステージの末席に立てたような気がします。
これまでの19年間を振り返って思うのは、諦めないで良かったという事。そして自分は我の強い人間なんだという事。
我が強いがゆえに、自分の嫌いなことや納得できないことは苦手で、逆にやりたい事に向かって頑張るんだと思います。我が強いから諦めないし、夢や目標を持ち続ければチャンスに気づき、それを掴めるんだと思います。
これまでかなり遠回りをしてきましたが、その遠回りも無駄なことはひとつもなく、それこそハウスメーカーや設計事務所で働いた経験も今の自分の礎となっています。住宅づくりという仕事を諦めないで続けた結果だと思います。
結婚もし、子どもにも3人と恵まれました。家族の支えもあっての今の自分があります。やりたい事をさせてくれる会社や自分の設計を形にしてくれる職人さん達、これまで関わらせて頂いた方々、自分を育ててくれた、すべての方々のおかげで今の自分があります。感謝です。
これに慢心せず これからも、いくつになっても常に夢や目標を持ち続けたいと思います。
DAIKOstyle 西田
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