こんにちは!8月よりDAIKOstyle広報担当として入社いたしました、西村です。
天然木の家具屋でのコーディネート販売や広報活動の経験を活かし
これからDAIKOstyleの家づくりに興味をお持ちの皆様へ、等身大の視点で分かりやすくお届けしていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
今回は、8月2日(土)に開催された「奈良県川上村での山の見学会」の様子をご紹介します。
家づくりに使われる“木”が、どんな場所でどんな人の手によって育てられ加工されているのか。
実際に体感し、自然と人とのつながりを感じる1日となりました。
川上村は奈良県の南東部に位置し、吉野杉を中心とした林業が盛んな地域。
森林はなんと村の面積の約95%を占めています!
山の見学会ではそんな広大な吉野の森を管理されている山守の玉井さんと
かつて山守として働かれていたお父様の代から吉野材を扱われている製材所の泉谷さんに
ご案内をいただきました。
ご参加いただいたのは、DAIKOstyleでご自宅の施工を行っていただいたご家族やこれから施工予定のご家族。
大自然の中での川遊びや美味しいお弁当も堪能しながら、ご家族間での交流が深まる場となりました。
10:00 桜井駅集合
マイクロバスを貸切り、川上村へ出発!
大紀観光の佐藤さんに運転をしていただきました。
快適なバス旅をありがとうございました!
車中は”いずやん”こと泉谷さんによる、クイズ形式での吉野の森の話に終始大盛り上がり。
大人も知らない学びある質問にも、お子様も元気に手を挙げて参加していました。
そんな問題の中からピックアップしてご紹介。後半にもう1問ご紹介します!
【Q.1】奈良県吉野郡川上村の森林は面積の何%を占めているでしょうか?
答えはこのブログのどこかにあるので、是非探してみてください。
途中休憩を挟み、皆さん待望のお弁当を受け取りに創業約140年の名旅館「朝日館」へ。
予定時刻を回っての到着にも関わらず、親切にご対応くださいました。ありがとうございました。
絶品のお弁当に関しては、この後しっかりレポートいたしますので少々お待ちを…
11:45 川上村 上多古(こうだこ)地区の山中へ到着
ここで、吉野の森の人工林を管理されている山守の玉井さんと合流です。
人工林とは木材の生産を主な目的に、人の手で育てられる森林のこと。
上へ向かって真っ直ぐ育つ針葉樹は建材として使用されることが多く、杉や檜を中心に育てられています。
“吉野杉”で有名な吉野の人工林は全国でも名高く、しっかりと手入れがされた優良な木が多い地域。
一般的な人工林と比べて苗木を植栽する間隔が1.2m程と密なので、間伐時に木の倒れる力で不要な枝を自然に取る事が出来、
広い山の中でも効率良く節の少ない優良な木を育てる事が出来ています。
家づくりに欠かせない柱や梁。その一本一本が、熟練の手仕事によって生み出されていることを実感しました。
山守さんや製材職人さん達の愛を沢山受けて健やかに育った木々に囲まれた一帯は
360度景観が良く空気や水も澄んでいて、猛暑の中でも心地の良い風を感じる事が出来ました。
また長年の手入れが行き渡った森の中は、木々による日陰と日向のバランスが程よく
ご夫婦とお孫さんとの素敵な姿を垣間見る事も出来ました。
13:00 お弁当/川遊びタイム
少し時間が押していたので皆様空腹の中、待ちに待った時間がやってきました!
側にある川原へ降りて、木陰での昼食タイムです。
こちらは、川上村にある創業約140年の名旅館「朝日館」のお弁当。
竹の皮に包まれたその中身は、おにぎり・アマゴの甘露煮・卵焼き・唐揚げ・山菜の副菜・たくあん・柚子羊羹。
写真では分かりづらいですが、マスの一種アマゴが丸々1匹!甘い出汁が中心まで染み込んでいて柔らかく、絶品でした…!
一番感動したのはおにぎり。一粒一粒がしっかり感じられ、塩気は強くないのに素材自体の甘さを感じる上品な味でした。
人の力も加わって整備された森林から湧き出る純度の高い水に、老舗旅館の受け継がれた技が織りなす唯一無二の食に感謝です。
川は底まではっきり見えるくらいの透明度で、小さな魚が足元を泳いでいるのも見える程。
男性スタッフもお子様に交じり、童心に帰って和気あいあいと遊んでいました。
14:15 上多古地区を出発
ここで山守の玉井さんとはお別れです。猛暑の中、貴重なお話と体験を本当にありがとうございました!
14:40 道の駅「杉の湯川上」にてお土産タイム
帰りの車中でいずやんより”川上村のお土産BEST5″の発表があったので私もその中から2つ買って帰りました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、その2つだけ紹介しようと思います。
・てっちゃんの生こんにゃく
川上村で20年以上に渡りこんにゃくを作られている方の手作りこんにゃくです。
刺身風に薄切りにして食べるのがお勧め。みずみずしく夏の夜のお供にぴったりです。
一緒にご販売されている柚子味噌との相性も抜群でした。
・火打餅
朝早くから地元の方が手作りされているのだそう。きめ細かく柔らかいお餅に上品な甘さのこしあん。
ついパクパク食べてしまいたくなる様な優しい美味しさです。
15:30 泉谷木材商店(製材所)へ到着
バスの扉が開いた瞬間、檜の良い香りが車内に広がりました。
つい先程山で見た木材が目の前に横たわっている様子は圧巻。やはり近くで見ると迫力があります。
床や柱等用途によって幅や厚みを変えて加工され、水分の蒸発によって木が反らないよう綺麗に並べて乾燥されています。
この乾燥の段階を丁寧に時間をかけて行う事が、わたし達が木の家と生活を共にする上で長く心地よく過ごすための大切な工程です。
吉野杉の特徴は木目の細かさ。写真でも分かる通り、細かく均等な年輪はとても美しいです。
右の写真はいずやんより参加者の皆様にプレゼントいただいた木の香り漂う檜の端材ブロックです。
ここで質問2つ目!
【Q.2】木の年輪は内側から出来る?外側から出来る?
正解は外側です。正答率は50%!皆様正解いたしましたでしょうか?
中心にかけて年輪が丈夫に、色も赤くなっていきます。赤い所は耐久性もありシロアリにも強くなるそうです。
16:00 桜井駅前のカフェ「MAGIC×MALLET」へ到着
贅沢にもカフェを貸切り、絶品のかき氷をいただきながらご家族同士での交流会を行いました。
かき氷は総数25個!手際良くご用意いただいたカフェの皆様、ありがとうございました。
交流会は、実際に新築のご自宅を建てられて数年住まわれているOBのご施主様へ
現在検討中の方や施工予定の方より質問がありお答えいただくといった”生の声”を聴ける貴重な場。
飛び交った話題は
・DAIKOstyleに決めた決め手
・高断熱高気密ならではの夏場の過ごし方
・蒸し暑い時期のエアコンの使い方
・24時間換気システムのお手入れ方法
・木の建材のひび割れに関して
等、住まい手さんや職人さんでないと応えられない、濃い話題が飛び交いました。
17:30 全行程終了/解散
移動距離も長く暑い中ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
私自身も初めて参加し、感無量な1日でした。
この見学会を通じて、DAIKOstyleがつくる「自然素材の家」が
“山と人”“素材と暮らし”の深いつながりの中にあることを、改めて感じました。
これから家づくりを考える方にも、”木の命の背景に触れることで、住まいに対する思いや愛着が深まっていく”
そんな価値ある体験をお届けできればと思います。
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