こんにちは!東大阪を中心とした大阪・奈良で高断熱高耐震の木の家専門店として注文住宅を建てるDAIKOstyle西田です。
今日は、多くの人にとって家を建てるときに避けては通れない住宅ローンを組む時の注意です。
はい、それはマイカーローンです。住宅の次に大きな金額の買い物というと、マイカーですよね。このマイカーを購入するときにマイカーローンを使って車を購入したあなたは注意が必要です。もしかすると、マイカーローンが原因で思うような住宅ローンの借り入れができない場合があります。
住宅ローンを組む際に借入をする人が最大限借り入れられる限度を借り入れ限度額と言います。この借り入れ限度額はいろいろな要素で決まるのですが、住宅ローンを組む際に、マイカーローンやその他消費者金融など借り入れがある際、借入限度額に影響が出ます。
仮にマイカーローンで残債100万円残っていたとします。単純にこの100万円が借入限度額から引かれるものではありません。
返済比率というものが大きく影響します。
例を出します。
Aさん 35歳 年収600万円(額面)の方。
年収から毎月の収入を計算します。
年収600万円÷12ヶ月=500,000円/月
返済比率35%で計算すると、
500,000円×35%=175,000円 となります。
この175,000円が、Aさんが毎月返済に充てられる金額となり、この金額までであれば住宅ローンの借り入れが可能ということになります。
そこで、審査金利3.5%とすると借り入れ限度額が4,234万円となります。
先程のマイカーローン、仮に200万円を5年(60ヶ月)3%で借りていたとすると、月々の返済は約36,000円となります。そこで、残債が100万円だとした場合、借入限度額の4,234万円から100万円を引いた4,134万円というわけではなく、
返済比率から計算した175,000円から、マイカーローンの月々の返済額36,000円を引いた139,000円で返済限度額を計算することになります。
返済限度額は3,363万円となります。
マイカーローンの残債がない場合は、
4,234万円の借入限度額が、
マイカーローンの残債がある場合は、
3,363万円となり、871万円減額となります。
871万円の差、大きいですよね。
住宅ローンの事前審査をする際は、マイカーローンなどの借り入れがある場合は、一括返済をしておくことをお勧めします。
また金融機関によっては、設けられた期限までに完済しておけば、限度額通り融資してくるところもあります。
家づくりは、まず初めに資金計画が大切です。絵に描いた餅にならないように、しっかりと準備をしておくとよいですね。
DAIKOstyle 西田
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