こんにちは!DAIKOstyleのスタッフです。
大阪・奈良エリアを中心に、自然素材の心地よさと高断熱・高耐震の性能を兼ね備えた“木の家づくり”をお届けしています。
今回は、ジメジメとした梅雨の季節を快適に過ごすための「家と暮らしの対策」についてご紹介します。
私たちが家づくりをお手伝いしているお客様の多くが、「冬の寒さ」や「夏の暑さ」と並んで気にされるのが、この「梅雨」の季節。
実際、「梅雨時期になると洗濯物が乾きにくい」「家の中がムシムシして不快」「カビやダニが気になる」などのお悩みをよく耳にします。
しかし、ちょっとした知識と正しい家づくりで、こうした梅雨の悩みは大きく軽減することができます。
本記事では、梅雨の特徴や湿気の正体を知ったうえで、DAIKOstyleが提案する「快適な梅雨の過ごし方」をわかりやすくご紹介します。
1. なぜ梅雨は家の中が不快になるのか?
梅雨とは、5月下旬から7月上旬にかけて日本列島に停滞する「梅雨前線」の影響で、長期間にわたり雨や曇りの日が続く季節です。
この時期、外の湿度は80〜90%近くまで上がる日も多く、室内の空気も湿気を多く含みます。
湿度が60%を超えると、人は「なんとなくムシムシする」と感じ始め、70%を超えるとカビ・ダニが活発に繁殖しやすくなると言われています。
特に築年数の経過した住宅や気密性・断熱性の低い家では、外の空気がそのまま室内に入り込み、室内環境が不安定になりがちです。
これが「梅雨=家の中が不快」と言われる理由です。
2. 湿気が多いと起こる3つの問題
梅雨時期に湿気がたまりやすいと、以下のような問題が起こりやすくなります。
(1)カビの発生
湿度が70%以上になると、浴室や押入れ、窓際、家具の裏などでカビが発生しやすくなります。
カビは見た目の問題だけでなく、アレルギーや喘息など健康への影響もあります。
(2)ダニの繁殖
湿度が高くなると、布団やカーペット、ソファなどに潜むダニが一気に繁殖します。
ダニの死骸やフンはアレルギーの原因にもなるため、敏感な方には深刻な問題です。
(3)洗濯物が乾かない
外に干せない日が続く梅雨の季節。
部屋干しをすると湿気がさらにこもり、臭いの原因にもなってしまいます。
3. 家づくりでできる梅雨対策
では、こうした梅雨の悩みを軽減するには、どんな「家」が良いのでしょうか?
DAIKOstyleでは、次の4つの視点から「梅雨に強い家」を設計しています。
(1)高気密・高断熱で湿気をコントロール
外の湿気がそのまま入ってきてしまう家と、しっかり遮断されている家では、室内の快適性が大きく変わります。
DAIKOstyleでは「断熱等性能等級6以上」「C値0.5以下(実測値)」を基本とし、湿気に左右されない快適な住環境をつくっています。
特に、気密性能(C値)は、室内の空気をコントロールするうえで重要な指標です。
すき間の少ない家は、外気の影響を受けにくく、除湿器や換気システムの効率も高まります。
(2)第一種換気システムで空気をコントロール
湿気対策で見落としがちなのが「換気」です。
DAIKOstyleでは「第一種熱交換型換気システム(RDKR-KSなど)」を採用し、外の湿度をそのまま入れず、熱や湿気を調整しながら換気を行います。
これにより、外気のジメジメを室内に持ち込まず、室温も安定し、空気も常にきれいに保たれます。
お客様の中には「梅雨の時期でも室内がサラッとしていて驚いた」と感想をいただくこともあります。
(3)無垢材と自然素材の調湿作用を活かす
DAIKOstyleの家は、床に吉野杉や吉野桧を使用し、壁にはオガファーザー+デュブロンやスイス漆喰など、自然素材を多く使っています。
これらの自然素材は、空気中の湿気を吸ったり吐いたりする「調湿作用」があり、まるで家全体が“呼吸”しているように室内の湿度を緩やかにコントロールしてくれます。
また、化学物質を含まないため、湿度が上がってもイヤな臭いがこもることがなく、清涼感のある空気を保てるのも特長です。
(4)雨と共存できる中間領域をつくる
梅雨の時期でも心地よく過ごすためには、雨と上手に付き合う「中間領域(軒下空間・濡れ縁など)」の存在がとても大切です。
たとえば、軒のある濡れ縁や半屋外のデッキ空間があると、雨音を聞きながら読書をしたり、ちょっと一息ついたりと、屋内外の中間で自然とつながる時間を楽しめます。
雨に濡れず外気を感じられるスペースは、こもりがちな季節でも気分をリフレッシュできる場として重宝されます。
外干しが難しい日には一時的な物干しスペースとしても活躍し、梅雨の暮らしにゆとりをもたらします。
4. 梅雨時の家事を助ける“ランドリールーム”の魅力
洗濯物が乾かない梅雨の季節には、室内干しのスペースがあると暮らしやすさが大きく変わります。
DAIKOstyleでは、家の性能だけでなく、「洗濯→干す→たたむ→収納する」までの動線をスムーズに設計することを重視しています。
ランドリールームには、以下のようなメリットがあります。
・第一種換気との連動で、湿気がこもらず洗濯物がしっかり乾く
・高気密・高断熱の性能と相まって、生乾き臭の発生を防ぐ
・家事動線を集約することで、共働き世帯や子育て世帯の負担を軽減できる
こうした工夫によって、雨が続く梅雨でも、洗濯物がたまらず、リビングに干す必要もないため、暮らしの質がぐっと高まります。
「雨の日も快適に家事ができること」は、梅雨をストレスなく過ごすための大きなポイントです。
5. DAIKOstyleの“梅雨を快適にする家づくり”まとめ
梅雨を快適に過ごすための家には、以下のような工夫と仕組みが求められます。
・外の湿気を遮断する「高気密・高断熱」性能
・湿度と温度を整える「第一種換気システム」
・自然素材が持つ「調湿効果」
・雨の日でも気分が晴れる「中間領域」
・家事の負担を軽減する「ランドリールームと動線設計」
どれも単体で成り立つものではなく、すべてが連動することで“快適な梅雨の暮らし”が実現します。
日本の気候に根ざした住まいは、単に雨をしのぐだけでなく、季節を受け入れ、楽しむ器でもあります。
だからこそ私たちは、「性能とデザイン」「快適さと美しさ」を両立させる家づくりにこだわり続けています。
最後に
これからの家づくりを考えるうえで、「梅雨をどう快適に過ごすか」は大きなポイントになります。
高性能な住まいと、暮らしやすさを支える設計の工夫があれば、梅雨はもう「我慢の季節」ではなくなります。
DAIKOstyleの家づくりでは、その“心地よさの理由”を、見学会やモデルハウスで実際に体感していただくことができます。
特に湿気が気になるこの時期こそ、住まいの本質的な性能を感じ取っていただける絶好の機会です。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆さまのご来場を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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