こんにちは!東大阪を中心とした大阪・奈良で高断熱高耐震の木の家専門店として注文住宅を建てるDAIKOstyle西田です。
先日、着工のお知らせをした#RS01額田の家Ⅲですが、リノベ工事ということで、改修前の耐震性能を実測する微動探査を行いました。
微動探査
微動探査とは、簡単に説明すると、建物と地盤の固有周期を図ります。固有周期も、左右に揺れて元の位置に戻るまでの時間を言うのですが、これが短ければ短いほど揺れにくく、建物は耐震性が高いということになります。微動探査については、以前のブログでも紹介しているので、ぜひこちらも併せてお読みください。
地盤面の微動探査です。機械をセットしてくれているのでは、いつも東京からきてくれる株式会社Be-Doの戸成社長。
この微動探査のセットのキャリーケース+バケツをもって新幹線で来てくれます!
機械を設置し、調査データをパソコンで管理。
改修前の調査結果
気になる改修前の調査結果は、地盤の方は、固有周期は0.65秒ということで、第3種地盤という、揺れやすい地盤という判定結果です。建物の方は、0.35秒ということでこちらも耐震性の低いという結果。40年前の建物ですから仕方がないですね。
今回は耐震改修で評点を1.5になるように補強していきます。また改修工事が終わった後に、固有周期がどのくらい短くなるのか(耐震性が高くなるのか)、改修後の微動探査を行う予定です。
(ちなみに、以前モデルハウスのNukata“D”salonでも微動探査を行いました。その時のブログはコチラです。)
リノベーションで調査をする理由
地盤の揺れやすさを図ることも非常に意味があり、揺れやすい地盤の上に、揺れやすい建物が建つ場合、大きな地震で建物の耐震性能が著しく低下することでさらに固有周期が長くなり地盤の固有周期と共振し、余震などで一気に倒壊するというリスクがあります。いわゆるキラーパルスというやつですね。ですから地盤の固有周期が長い場合(揺れやすい場合)も建物を強くすることで、共振を防ぐことができるので建物の耐震性を上げるのは非常に効果的です。
耐震性の高い建物にすることは、地震大国日本では非常に重要ということが言えます。その耐震性能を計算だけではなく、しっかりと実測するのがこの微動探査です。特に今回のようにリノベーションの場合は、改修前と後を図ることでどれだけ耐震性能が上がったのかということが確認できます。
微動探査についてご興味をお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
DAIKOstyle 西田
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