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知らないと損する坪単価の考え方と落とし穴

家づくりブログお金のお話全て
2020/05/29

坪単価○○円だけで、家づくりの予算を比較するのは注意が必要です。

建築コストを知るために、よくハウスメーカーさんや工務店さんに坪単価いくらですか?とお聞きになられると思います。

これ、注意が必要です。住宅購入費用、決して安いものではありません。多くの人にとって、生涯で最大の買い物になります。

住宅会社を選ぶ際、価格も大切な選択基準の一つになるの当然です。

この時に、坪単価だけを比較して選ぶのは危険です。それはこの坪単価の出し方に、決まりがないからです。

そもそも坪単価とは、建物の本体工事費用を床面積=坪で割った結果になります。つまり、坪単価○○円と決まっていて、床面面積を掛けることで金額を出すわけではないのです。

工事内容が決まり積算して出てきた建物本体工事の見積もり金額を床面積で割った一坪当たりの価格=坪単価。ということを知っておく必要があります。

ということは、床面積が大きければ坪単価は少なりますし、逆、床面積が小さければ、坪単価は結果的に高くなります。

なぜかというと、60坪の家も、30坪の家も、キッチンや、バスなどの水回りの設備機器はどの家でも必要ですから、かかる費用は変わりません。

また平屋建ての延床30坪、総2階建ての延床30坪の家、同じ床面積30坪の家でも平屋建ての坪単価の方が高くなります。それは総額が平屋建ての方が高くなるからなのですが、

床面積のが同じなら、平屋建てと総2階建て、つまり1階と2階の床面積が同じ家とでは、平屋建ての家の基礎や、屋根の大きさは、倍の大きさになるからです。

つまり、坪単価とは、簡単に変わります。

そして、ここからが大切なお話。

坪単価○○円の出し方に含まれているもの、含まれていないものに決まったルールがない。

やはりどの住宅会社も坪単価を安く見せたいものです。第一印象みたいなものですから。

先ほどの、坪単価は総額を床面積で割った価格なので坪単価を安く見せるために、本体工事費に含むべき項目を付帯工事費や、オプション工事に入れて、本体価格を安く見せたりします。床面積も、延べ床面積なのか、実際の工事をする施工面積なのかによっても変わってきます。

このあたり坪単価を算出するためのの決まったルールがないということを知っておいて頂ければと思います。

住宅会社の営業マンに価格を聞くときは、坪単価には、何が含まれているかを聞くことが大切です。

またどのくらいの性能を設定しているかを確認することも大事です。やはり性能が高ければ、その分価格に反映します。

結論!!坪単価価格ではなく、建築総費用と仕様を確認するとよいです。

といっても、一般のお客さんには坪単価いくらです~の方が、分かりやすいですよね。いきなり本体工事費や設計費、付帯工事費などを含んだ総額をお答えして、

30坪の家で、3,000万円です。と答えると、たいていの方は『っっ!?じゃ、坪100万円ですか!?』となり、引かれてしまいます。これが本音です。

なので、丁寧なご説明が必要なのですが、

DAIKOstyleでは、まずこれまでの建てさせて頂いた住宅の平均的な坪単価が90~95万円とお答えしております。それも35~40坪くらいの建物です。

それから建物本体に含まれるものを、標準仕様書をお見せしてご説明しています。建物が生活するために必要な基本的な性能や機能を標準仕様としております。

つぎに付帯工事について、ご説明します。付帯工事とは、敷地の形状や立地により一定ではない価格。つまり敷地を見てみないと出せない価格を付帯工事としています。

代表的なものに、地盤改良費や、屋外給排水工事、外構工事費用。建て替えの場合の既存建物の解体費用などです。

オプション費用。標準仕様書に記載のないものです。これは、必ずしもすべての家に必要ではないものや、お施主様がご自身で用意することが可能なものが該当します。例えば家具やカーテン、照明器具、太陽光発電や蓄電池などがこれに該当します。

設計費用も必要です。他には住宅ローン諸費用や登記費用、火災保険費用、引越し費用なども必要です。

家づくりを考える際に大切なのが、資金計画です。せっかく良いプランが設計できたとしても、予算を大きくオーバーしてしまっては絵に描いた餅。とても悲しい事になります。

ですから坪単価ではなく、住宅取得にかかる総費用をあらかじめ知っておくことが大切です。

 

 

 

 

 

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